* 位置 : 康津郡 ビョンヨン面 ソンドン里 70
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指定番号 : 天然記念物 第385号
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指定日 : 1997年 12月 31日
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規模 : 2,825u(855坪)
ビョンヨン面の銀杏の木は康津邑から北東に14.8q離れたビョンヨン面所在地にある。この地域は高麗時代にドカン県の県庁があったところで、李氏朝鮮 太宗17年(1417年)にビョンヨンを設置し、兵馬節度使を置いたところでもある。
ここから銀杏の木は約500mほど離れた距離にある。銀杏の木はドンソン村の中央にそびえて村の象徴の木となっており、樹高30m、胴回り6.75m、幹の幅は中心から東側に16.5m、西側に13m、南側に10.9m、北側に3.5m伸びている。銀杏の木(Ginkgo biloba)は銀杏科に属し、中国が原産地の落葉喬木で長寿の木であるが、全羅南道和順イソ面の銀杏の木も天然記念物に指定されている。木の大きさが村の歴史性から見る時、樹齢は500年前後となるようである。
伝説によると、昔ある夏の季節に暴風が吹きすさび、大きな銀杏の木の大小の枝がたくさん折れてしまった。これを見た兵士が折れた大きな枝を城内に持ち込み、これで多くの家具を作った。この時木の枕も作りこれを兵士が使うようになった。ところが一体どうしたことだろう。
この木枕で寝た兵馬節度使はその日に病になりうめくようになった。いかしどんな有名な医者も病の原因を突き止めることができなかった。百薬が効かず最後には占い師を呼んで加持祈祷させ、占いもさせると木枕を兵士が使ったのに原因があるということだった。そのため、枝の折れた銀杏の木に祭祀を行ない、木枕を再びつなげるとその兵士は全快したという。そして、占い師の言葉に従いそのままにしていたら兵士の病はすっかり治った。いまでも銀杏の古木を良く見ると木の枕が入っているかのようにへこんでいるところが見えるという。 |