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住宅

 ハメルは朝鮮社會の全般的な樣子にも多くの關心を持って記述しているが,先ず朝鮮の人 の居住生活についての部分は以下の通りである.

■兩班たちの住宅,?ち,高官たちは非常に立派な屋敷で暮し,一般の庶民たちは非常に貧しい居所に住んでいる.地方官の許可がなくては誰もが屋根に瓦を置くことができないので,大部分の屋根は木の皮や葦,藁などで覆われている.
■住宅は,共同の壁や垣根で隣と分離されている.
■木の柱が住宅の基礎となっており,壁の下の部分には石が積まれ,上側は小さな木材を十字型に結んで泥土と砂を混ぜて塗り均等に整える.そして壁の?側には白い壁紙を貼る.
■部屋の床は一種の暖爐(オンドル)のようなものがあり,冬には常にかまどに火を焚くので部屋が暖かく,部屋というよりは一種の暖房室である.部屋の床には油を染み ませた紙が敷かれている.
■住宅は1階構造で,部屋には屋根裏部屋があり,そこには樣 な品物を保管できる.
■兩班たちは屋敷の前でいつも客を接待し,實際に住む離れは別にある.彼らはそこで余暇を樂しみ,日課をしたりもする.離れの前には大きな庭と池,そして花壇があり,花壇には樣 な珍しい植物が植えられている.
■兩班の家の婦女たちは,人の目に付いてはいけないので家の中でのみ活動する.

 ハメルの記述には少 誇張された面もある.實際の朝鮮時代の婦女子たちは,兩班と庶民の若干の差はあるが,家でも外でもある程度の活動性を持って生活していた.


結婚の風習

朝鮮時代の結婚の風習と男女關係については,下記の通りに記述している.

■四寸以?の親戚との結婚は許容されない.また, 事者が求婚することはなく,8,10,12?,またはそれ以上の年になると兩親や親戚たち同士で互いに婚約をする.
■女の側の兩親に息子がいない場合でなければ,ほとんどは男の家で暮す. 事者たちが自立できる能力が生じるまでは嫁ぎ先で暮す.
■新カが新婦を迎えに行く時には,馬に乘って親戚や友人たちを同伴して,先に村を1週する.新婦が新カの家に行く時にも,新婦の知り合いたちが同伴するが,他の儀 はなくすぐに婚 式を行う.
■男は子供を何人も生んだ後でも,他の女と結婚することができる.しかし女は,判官が許容しない限り原則的には他の男と結婚することはできない.
■男は,生活力があれば妾を何人でもかかえられる.また,望む時ごとに娼婦(キ−セン)の家に出入りし,それをあまり恥ずかしいこととは思わない.兩班や高官たちは,ほとんどが2,3名の妻を1件の家にかかえて住んでいるが,その中の1名が單獨で家事に責任を負うのが常例である.しかし,一般的には別 に家があり,男たちが望む女の家を訪ねる.
■朝鮮の人 は,自分の妻を奴隷のように考え,度 些細な過ちを理由に女を追い出す.

 ここにも誇張表現があるが, 時の兩班がキ−センの家によく出入りすることは,兩班として非常に 面を汚すことであり,またキ−センが皆娼婦ではなかった.

ヘ育制度

 ハメルは朝鮮のヘ育と施設,そして科擧制度についても言及しているが,朝鮮の高いヘ育熱については高く評 している.
しかし,高いヘ育熱が社會的な地位上昇要求となり,社會問題となっている点も指摘している.

■兩班や富裕層は,子供たちによいヘ育を受けさせている.いわゆる書堂(寺子屋)で先生が讀み書きをヘえるのであるが,この國ではヘ育に非常に關心を持っている.と同時に,ヘ養と 儀作法も重要視される.
■子供たちは夜晝なく座って讀書に余念がなく,幼い子供たちが本を理解して解析する樣子を見ると本 に驚嘆するばかりである.
■郡ごとに國に貢獻した有功者と聖賢たちのために?年祭祀を捧げる殿閣(=ク校)があるが,そこは兩班が學問を磨くのに利用され,彼らのために維持される.
■?年,各地方の2つ3つの都邑で學芸大會(=科擧試驗)が實施され,武術(=武科)は勿論,行政(=文科)に對する試驗(=初試)も行われる.
■朝廷では全國から集まった候補者たちを對象に,?年1回大會を行う.その時は王が直接に選んだ監督官たちにより試驗(=殿試)が擧行される.その試驗に通過した人 は,王から試驗に合格したという 書を受ける.
■このような昇進制度により,若い兩班の家の年たちが年老いるまで貧しく暮す例もある.それは,余儀なくされた贈り物や宴會などにかかる費用のために,身代を潰してしまうからである.また兩親も子のために全財産をつぎ んで,目的を達成できないまま一生を終える場合もある.この國の人 は,科擧に合格したという話を聞くそれ自 が榮光である.


葬礼の風習


ハメルが見た朝鮮の葬 の風習を整理すると,下記の通りである.

■高位官位であれ下級官位であれ,兩親が亡くなればすぐに辭職しなければならない.
■喪中には女と共に寢てはいけなく, にその期間に子供を生めば,その子供は死生兒扱いされる.
■言い爭いや喧 は勿論,飮酒も控えなければならない.麻で作った長い卷物を着るが,その喪服は を縫いもせず洗いもしない.
■腰には綱のようにねじって作った麻の紐を卷くが,成年の男の腕くらいの厚さである.頭には竹の帽子を被り…手には太い杖や竹の棒を握るが,それを見て兩親のどちらが亡くなったのかがわかる.?ち,竹は父親,棒を母親を意味する.
■死 を埋藏する時には特に氣を使い,易者たちが指摘した山の中腹の水が入らない墓場を選び,厚さが親指の2つ3つくらいの2重の棺に入れて埋藏する.
■棺には各者の能力により,新しい服やその他の物を入れる.
■翌日,夜が明けると喪輿が出るが,その前夜は愉快に過ごす.喪輿をかつぐ人 は踊りを踊り歌を歌うとしか表現できないが,その反對に親戚たちは泣き叫びながら棺の後ろに付いて行く.
■葬 後の3日目に供え物を捧げる祭祀を行い,再び樂しい1日を過ごす.
■墓は普通,4~6足の高さに土を盛り上げ,手で非常にきれいに整える.高官たちの墓の前には,石(碑石)と石で作った彫刻の石像がたくさん立っているが,石には故人の氏名,家柄の來?,生前の職位などが刻まれている.
■3年ごとに1年を13ヶ月と計算する彼らの方式の8月15日(秋夕)には, いつも墓の雜草刈りをして新米のご飯で祭祀を行う.これは正月と共に彼らには最も大きな名節である.
■(朝鮮には)占者或いは魔術師(=巫女)などがいるが,誰にも害を えない.彼らはただ,故人たちが安らかに目をつむったのか,よい位置に埋めたのかなどを占い,問題が生じれば解決してくれる.
■兩親を明堂に奉り,また,この國には數えきれないくらいたくさんの葬 に關連する守らなければならない手順があるが,それを全て終えた後に,その家の長男が兩親の家とそこにある一切の物を所有する.土地と殘りの財物は,他の兄弟たちと分ける.娘が少しでも遺産の一部をもらったという話は聞いたことがない.このように,女たちはただ,衣類と婚姻する時に所持してきた物以外は所有する權利がない.
両親が80歳になると、その財産を子供に譲らなければならないが、それは、老人たちは財産管理をする能力が弱化すると思われるためである。しかし、そのような両親は尊ばれる


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