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[政治制度]

朝鮮は政治体制的な面では国王制で、朝鮮王国の権威はたとえ彼が清に仕える身であるとしても、朝鮮では絶対的であると評価する。彼は王の諮問機関、即ち、議政府についても言及しているのであるが、ここでも何者にも拘束されずに絶対権力を行使したと記述している。  また、この国の邑や村、島などを所有している封建領主はいないと記述し、強力な中央集権体制であることを明示している。 

高官たちの収入は、所在地の財産と奴婢から生じると記述されているが、ここで言う高官というのは両班を言い、ある両班は200-300名の奴婢を所有していたという。島や土地を国王から賜る者もいたが、それは彼らが死ねば効力が消失して国王に帰属されるという。

行政組織については、中央官制と地方官制に分けて説明しているが、中央の行政組織は、高低の地位の無数の官吏たちによって編制されており、その数だけ王に勧告する件数、即ち、上訴する件数と内容も多様であると記述している。 

地方の行政組織については、全ての地方の觀察使の在任期間は1年で、その他の地方の官属たちは地位の高低を問わず3年任期で交代していると言及している。  しかし、その任期を満了する者はほとんどいなく、不正行為により任期満了前にその位置を離れると記述している。

[軍事制度]

 軍事的な面では,防衛のために首都に?兵と騎兵がいる.彼らは國から俸祿を受けて王宮を守り,王が外出する時に王を警護する任務を負っている.また,彼らは7年に1回ずつ順番で王宮の守護のために首都に良民を送らなければならないと記述されているが,これは,良人皆兵と兵農一致を原則とする朝鮮時代の軍役制度を?明したものである

また,朝鮮の武器と軍事制度について以下のように記述している.

■彼らの武器は,弓と矢及び一種の殼竿のようなものであるが,その殼竿のような武器は,オランダでは穀物を?穀する時に使用するものと同じで,先の部分に短い?屬が付いている.
■鐵板と動物の皮で作った兜と鎧を着た兵士たちがおり,彼らは火 銃と短劍,短槍で武裝している.武官は弓と矢で武裝している.
■全ての兵士たちは,火藥と50發分の銃彈を自費で負 して,必ずそれらを所持していなければならない.
■各都邑地では,周 の寺が山奧の城塞と要塞の守備や管理などを  しており,有事の際にはその僧侶たちは僧軍となる.彼らもやはり兵士名簿に記されている.
■從って,國王は常に職業軍人,侍從軍人,負役軍人に限らず服務中の民兵と僧兵などを出征させることができる兵力を握ってる.
■60?以上の兵卒たちは軍服務が免除されるが,彼らの代りに子孫たちが服務を う.


■全ての貴族,?ち,兩班は全ての奴婢と同樣に軍役から免除されるが,彼らは國王に忠誠を盡くさなければならない.服務が免除される人 は國民の半分以上である.それは兩班と奴婢の女の間に生まれた子と,奴婢の男と良民の女との間に生まれた子は奴婢となるからである.兩親が奴婢の子は母系の主人に所屬する.


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